介護派遣は、派遣会社と契約している介護職の人が、指定された介護施設で一定期間働く勤務形態のことです。実際、派遣で働くことにはメリットとデメリットがあります。
ここでは、主なメリット5つを挙げたいと思います。
1つ目は、比較的時給が高いことです。時給は取得している資格によってさらに高額になります。
2つ目は、勤務時間を自己の都合に合わせられること。副業や育児などの都合があっても、雇用契約時にその旨を伝えておけば要望に合った勤務ができます。また高収入を得るために、夜勤専従という形で働くことも可能です。
3つ目は人間関係でのストレスが少ないことでしょう。同じ施設に長くいると、人間同士の様々な軋轢が生じることは珍しくありませんが、派遣であれば、この様な面倒事に深く関わらなくて済みます。自分の業務を全うすることに集中すれば良いので、人間関係によるストレスは少ないといえるでしょう。
4つ目は、ほとんど残業がないことです。施設に雇用されている介護職では残業を強いられることはありますが、派遣では殆どないといえるでしょう。
最後に5つ目は、介護職として数多くの実務経験を積むことができるところです。同じ職場で同じ様な仕事を長く繰り返すよりも、様々な施設で多くの利用者と関わった方が、場数を踏むことができ、人としても成長できるでしょう。
その反面、介護派遣で働くデメリットもあります。
1つ目は時給が高い分、ボーナスがないこと。2つ目は派遣というイメージが「その場凌ぎ」「不安定」などの悪い方に思われがちなこと、そしてもう3つ目は利用者からの信頼を得にくいことです。派遣期間が決まっており、信頼を得る前に職場を離れることが多く、利用者と深い関係を築くことは難しいでしょう。